
自分のことを、カミングアウトすることは、本当は、とても怖い行為でもあります。けれど、自分が何者で、どうして、違和感を感じるのか、誰も教えてくれる人がいませんでした。だから、自分から、自分の事を知るために、図書館に通い、それに関するニュースなど、情報を自らが努力して探し求めるしかありませんでした。
その困難さを思うと、今はとても、恵まれた環境になったと思います。これほど、世界が繋がり、知りたい情報が手軽に集まる時はないように思います。だから、きっと、ずっと、その違和感を誰にも話せず、自分の本当の気持ちや感情を押し殺して、息を潜めて、今も暮らしているマイノリティの人たちにも、ちゃんとお日様があたるよう、願わずにはいられないのです。
なので、今日は、先々週と、先週にわけて、Xジェンダーに光をあてようと思い立ち、学術的論文を発表するために、Xジェンダーに依頼をされてこられた某大学の院生の方から受けたインタビュー内容をアップすることにいたしました。
以下のような内容の項目と、お互い忙しい中での顔合わせなので、時間をスムーズに進行できるよう、ある程度、考えをまとめたくて、送ったものを貼り付けます。
◆は、質問項目 ・は、それに沿って話せるよう方向性をまとめたものです。
◆Xジェンダーヒストリーについて
・父との関係・・・・幼くして亡くなった兄の身代わり
・母との関係・・・女の子らしくない私との長年にわたる確執
・環境が私の人格を育む・・・
人格形成に多大な影響をくれた周りの自然たちと,女性としての人生を生きる中での影響
・・ある男子との出逢い・・・性同一障害という言葉もない頃に出逢った・乙女心をもった男子
◆〇〇〇との出会いと変化(Xジェンダーコミニティ名です。)
・ビフォー
・アフター
◆カミングアウトについて
・カミングアウトしてきた人・これからしようとしている人
・カミングアウトしない人・する予定のない人
◆困ったこと・日常生活を送るうえでの不満と保留事項
・ノーマル男性から求められることの嫌悪と苦痛
・精神的自立・自律できていないノーマル女性から求められる理想の母像とのギャップ
・夫婦の有り方
・医学的・肉体的女性であることと、一人の人間としての自尊心とプライド
・世界で共通している女性らしさ、女性の役割、役目と思われているものさし
・いたる所で起きている性被害について
・女性としての人生を送る中で、見えてきたもの
◆コミニティへの参加
・自分のペースで、無理なく参加していくこと
・『たゆたう』のように揺れ動くXジェンダーのアライ
以上、約1時間半のインタビューを受けてきました。相手の院生の方は、ノーマル女性ですが、以前からXジェンダーについて関心があり、自分の論文のテーマに取り上げたいと考えていらっしゃって、学術論文として相応しいかどうかの審査に合格し、年齢や肉体的性別に偏らず、データーを集めようと思われて、私たちのコミニティに、連絡をとって、協力してもらえる方を募集されたのです。少しでも、お役に立てて、それが、広く社会に浸透していくことに繋がるなら・・・との思いで、協力を申し出たのです。
この中身については、今現在、自分史に取り組んでいるので、別口で、HTML形式でアップしようと思ってます。それは、カミングアウトし、それに対して、これまで通り、偏見なして、あるがままの私を受け止め、応援してくれている知人や友人に、感謝の気持ちをこめて、見てもらおうと思って作業中なのです。遠い県外に住んでいる人たちもいるので、彼、彼女らにも、気軽に見てもらうためには、それが一番早いかなと思ってチョイスした方法です。
おいおい、このブログにて、少しずつ、語っていくかもしれません。では、また。
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