長年の付き合いで、その人の人となりなど、あうん的な直観・動物的嗅覚などで、この人になら、偏見なしで受け取めてくれるだろう人たちに、すでにカミングアウトしています。
今のところ、戸惑ったかもしれないけれど、どなたも、私のあるがままを受け入れ、今までどおり、変わらぬ交友が続いています。そういった点では、友人、知人の数自体が、それほど多くはないので、比較的、楽に伝えることができております。
そして、何といっても、私がこの世に送り出した二人の息子たちが、一番の理解者であり、私の生き様をずっと見てきたわけですから、隠しようのないほど、むしろ、私自身の気がつかない内面的なことまで、察知し、さりげなく、彼らなりのフォローしてくれる、最強のアライでいてくれることが、私が私らしく生きてこれた、一番の理由なんだろうと思っています。
そういった出逢いがあった数々の幸運に、いつも、その幸運は決して当たり前ではないことに、心から感謝している花おばさんなのです。
Xジェンダーコミニティで、出逢う様々な状態の方々の日々の出来事や、その方ならではの感性に触れるたび、共感することがたくさんあり、つい、応援したくなってしまっている自分を強く感じていますが、老戦士は、若者に道をゆずる・・・なんて言葉を思い出し、あまりでしゃばらず、経験値を見せびらかさないよう、抑圧者側に立たないよう、気をつけて自重しなくては・・という意識が働いておりますが、それでも、そんな人たちに出逢えたうれしさがこみあげ、ついつい、ハイテンション・はしゃいでしまう、わたくしがいるのも、事実で、その加減調整に慣れなくて、もう少しの辛抱だと思っている今日この頃でございます。
これから、伝えようとしている人たち。今もずっと気にかけてくださっている絵師さんには、先日、メールで、伝えたいことあるとメールを送り、その方から、その文面から、とても大事な内容だと受け止め、正直に、迷っているとお返事をいただきました。
なので、正直に、けれど、少しだけ、オブラートに包んで、ニュアンスだけ伝えてきました。よくよく慎重に検討してください、と伝え、もし、彼がそれでも、私という人間性を信頼してもらえるなら、このジェンダーライフブログのアドレスを伝えようと思っています。
少しだけ、どきどきしています。
そして、もう一人の人は、Gの人です。彼と出会うきっかけをくれた、あるG男性と関りを持っていたことで、知り合った人です。
けれど、残念ながら、最初に出逢っていたGの男子は、自分のGであることを、どうしても、父親に話せないまま時がすぎ、伝えるきっかけを準備してくれた人同伴で、話し合いの場に行く予定をしていましたが、あまりの恐怖という傷がまわって、逃げるように、自分の殻に閉じこもり、外出できなくなり、そのうち、鬱を発症し、その後、自死という道を選んでしまいました。残されたGのパートナーの悲しみは、とても傍でみているのが辛く、言葉が見つからないほどの深いものであることを、私に教えてくれた人です。
私は、ひょんなご縁で、彼らと関わることになったことで、人が愛し合うことに、垣根はなく、心から愛し合う姿は、とても美しいんだな・・・ということを教えてもらったのです。彼は、片割れを失ったことで、彼のグリーフケアができればと、寄り添うつもりで、時間をシェアしているとき、『〇〇ちゃんと一緒にいると、ほんとに安心できる』と言ってくれたその言葉には、うそはなかったと今でも思っているので、いつか、時がきたら、彼には、正直に私のことを伝えようと思っています。
自分がGであることを、少なからず、思い悩んだ彼なら、私がXジェンダーであったとしても、偏見は持たないとそう、信じているのです、けれどそれは、あくまでも、私の願望です。だから、勇気を出して、いつか彼に会いに行こうと思っています。できれば、2017年中には、行きたいな。どういう結果が待ち受けているか、まったく予測はできませんが、でも、私がこの世で、伝えたい、最後の人になるはずですから。自分のこれまでの彼という人間を見てきた人間性を信じているから。
それは、つまりは、私が、私というひとりの人間を信じてあげよう!、あげなきゃ、かわいそうだよ!といつも、自分に言い聞かせているからに他なりません。
以上、今日のXジェンダー・ライフ日記は、これにて、終了。 これから、主婦業してきまーす。
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