『ゆきあい・の・そら』
行合の空・ジブリの名シーン。

あるブロガーさんが、昨日アップしていた空の画をみて、「行合の空」っぽい雰囲気だと評してくださった。
まさに、この画をサイズ編集する際、過ぎ行く夏の終わりのもの悲しさと、ある物語のあのシーンを思い出していたのだ。
それは、居なくなった妹を、必死で探し回る姉の背景に描きこまれていた美しい暮れていく夕刻のシーンである。

そう、あの有名な『となりのトトロ』の名シーンである。
ジブリの作品は、その人物たちをよりドラマティックに盛り立てる背景のリアルさとその色彩の繊細さが魅力であり、多くの人に愛され続ける理由のひとつでもある。
実際、どのように仕上げられていくかのドキュメントにおいても、新たな色彩を、次々と開発し、見本色彩帳の分厚さに、驚いたものである。
苦労を共にし、ジブリ作品を支えていた主な柱的存在の方の中には、すでに、お亡くなりになられた方もいらっしゃる。

けれど、その苦心と労力の証としての映像は、今も、変わらず、夏休みの親子や家族皆で、楽しめる作品として、放映され続けている。
私こと、花おばさんも、以前イラストサイトを運営していたので、よくその見本色彩を検索利用していた。同じ草色であっても、微妙な変化があり、サイトのコンテンツなどや、背景色に、大いに役立たせてもらっていた。
お絵かきするものにとって、この作品は、描きたくなるシーンがたくさんあり、ジブリ専用のお絵かき板もあるほどだ。

<ゆきあいのそら・行合いの空>
とは、夏から秋へと移り変わるころの空のことであり、
”夏衣片 へ凉しくなりぬなり夜や更 けぬらん”
と、新古今和歌にも、詠まれているほど、その空は、人の心を魅了してやまない季節の空である。
花おばさんの育ったころの、懐かしいそのゆきあいのそらが、とても美しく描きこまれている『となりのトトロ』。

冒頭アップ以外、すべて、それを扱っているサイトから、お借りしたものです。
夏の終わり、今の時期に、夜長のひと時に、童心に戻って、この作品、鑑賞してみては如何だろうか。
本日も、最後まで、お読みいただき、誠にありがとうございました。
(^∇^)ノ♪(/・ω・)/ ♪(=゚ω゚)ノ( ̄^ ̄)ゞ
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ほっ!(#^^#)
HNもこの作品に登場して来る「まっくろくろすけ」から真似ました。
懐かしい日本の原風景がそこかしこに美しく散りばめられていましたね。
幾つになっても、気持ちだけは童心に返れるくろすけであります。
そしていつまでもその感性がくすまないよう願うくろすけであります。
「ゆきあいの空ととなりのトトロ」、とてもホッとした気分になりました。
ありがとうございました。
私が物心ついた頃の風景そのままです
井戸水が汲み上げられないときには
呼び水をしてましたよ
映画のワンシーンのように...
Re: ほっ!(#^^#)
<懐かしい日本の原風景がそこかしこに美しく散りばめられていましたね。
幾つになっても、気持ちだけは童心に返れるくろすけであります。
そしていつまでもその感性がくすまないよう願うくろすけであります。>。
子供の頃の風景、そのものですものね。
とてもよいきっかけをいただき、話題にできてよかったと思います。
この作品見るたびに、その時の気持ち、忘れないでいたいと思います。
ご訪問、素敵にコメントくださり、ありがとうございました。
Re: タイトルなし
<トトロ好きです
私が物心ついた頃の風景そのままです>
まったくその通りでございます。
田舎に行くと、あのトトロのおばあちゃんの畑でとれたお野菜と同じように、小さな流れにつけておいて、冷蔵庫いらずの天然の冷たさで、とても美味しく頂いておりました。
どれも、懐かしい光景ですね。
ご訪問、同じ時代のコメント、ありがとうございました。
宮崎監督がソラにこだわりのある方だからだと思いますが、ソラおたくの私としては大変うれしいことです。
そうそう『君の名は。』にも印象的なソラのシーンがありました。
ここまでソラにこだわるのは、外国のアニメにはあまりないような気がします。
古今集にはこんな歌もあります。
夏と秋ゆきかふ空のかよいぢはかたへすずしき風や吹くらむ (凡河内躬恒)
この方は小倉百人一首の「心当てに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」の詠み手です。
行き合い、素敵な言葉。
空も風も行き合いますが、できれば、涼が行き合ってほしいデスね。
とにかく暑い。
夕薄暮涼行き合ふて八月尽/釣月
空の上では、もう…
しているのでしょうか。
下界には、まだその気配が届いて
おらず、朝の三時に切れるように
セットしたエアコンを再稼動。
グリと散歩に出る空には、まだ
星がキラキラ。公園の土は乾いて
砂埃が上がります。
ただ草むらで集く虫だけが季節の
変化に気づいているようです。
Re: タイトルなし
<ジブリ作品には素晴らしいソラのシーンが数多くありますね。
宮崎監督がソラにこだわりのある方だからだと思いますが、ソラおたくの私としては大変うれしいことです。>
有名なお話ですよね。 星の王子様もお好きで、登場する飛行機乗りに、あこがれてたとか。
空を自由に滑空する光景は、誰にとっても、憧れてしまうものでございます。
また、
<夏と秋ゆきかふ空のかよいぢはかたへすずしき風や吹くらむ (凡河内躬恒)
この方は小倉百人一首の「心当てに折らばや折らむ初霜のおきまどはせる白菊の花」の詠み手です。>
こちらもご紹介くださり、ありがとうございます。より行合い空にふさわしい作品でございます。
ご訪問、ならびに、素敵な和歌をご紹介くださり、ありがとうございます。
Re: 行き合い、素敵な言葉。
<夏は涼を、そして、秋には新涼を願う。
空も風も行き合いますが、できれば、涼が行き合ってほしいデスね。>
まったくその通りでございます。
詠んでいただいた句、まさにぴったりでございます。
いつも、素敵にありがとうございます。
Re: 空の上では、もう…
<グリと散歩に出る空には、まだ
星がキラキラ。公園の土は乾いて
砂埃が上がります。
ただ草むらで集く虫だけが季節の
変化に気づいているようです。>
こちらは、もうすでに、夜はクーラーをつけなくとも、過ごしやすくなり、
タオルケットだけでは、少し肌寒く感じるほどになってまいりました。
グリさんとのお散歩様子、その情景が目に浮かぶようです。
いつも、素敵にコメント、くださり、ご訪問ありがとうございます。
ゆきあいのそら…
ゆきあいのそら…
なんとも綺麗な言葉ですね♪
トトロは先日テレビで放送してましたね♪
何度も観てますが、観入ってしまいます(*^-^)
代わり行く季節は夏を眠らせて目覚める秋のゆきあいの空
ゆきあいの空…季節の移り変わりを表す綺麗な言葉ですね♪
日本語って表現豊かですばらしぃ~♪
花おばさん様へ
季節の移り変わりを
空で表現出来るのは
ほんとに素晴らしいです。
トトロ..私も真似て
スイッチカバーに描いたことがあります。
でも..風景は難しいなぁ。
こちら
冷たい風が吹くようになりました。
雲も高く感じます。
Re: ゆきあいのそら…
<ゆきあいのそら…
なんとも綺麗な言葉ですね♪>
そうですよね。日本語の季節を現す素敵な表現ですよね。
<トトロは先日テレビで放送してましたね♪
何度も観てますが、観入ってしまいます(*^-^)>
突風のような風、もし(=^・^=)バスが通った痕跡だと知っていたら、もっと、大好きになっていたと思います。笑
素敵な歌詠みも、ありがとうございます。
そう日本に生まれてよかったと思う瞬間です。
ご訪問、コメント、ありがとうございます。
Re: 花おばさん様へ
<トトロ..私も真似て
スイッチカバーに描いたことがあります。
でも..風景は難しいなぁ。>
そう、背景は、なかなかマネできません。
<こちら
冷たい風が吹くようになりました。
雲も高く感じます。>
そちら北海道は、より早く秋の気配がやってくるようですね。
ご訪問、コメント、ありがとうございました。
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