『時によりすぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめたまへ。』

この世に、雨をもたらす龍神様を叱りつけた将軍がいることを、つい先日知った花おばさん。
いやー、あの龍神様を叱り飛ばす人がいたなんて、驚きである。
抜粋 毎日新聞余禄
竜王は水中にすみ、雲や雨を起こすといわれた竜族の王である。仏教では釈迦の説法に列した八種の竜王を「八大竜王」という。日照りには人々が雨乞いの祈りをしたが、その竜王をしかりつけた将軍がいる
「時によりすぐれば民の嘆きなり八大竜王雨やめたまへ」。鎌倉幕府三代将軍、源実朝(みなもとのさねとも)が洪水が頻発したおりに詠んだ歌である。後世の正岡子規(まさおかしき)はこの歌の「竜王も懾伏(しょうふく)致すべき勢」をたたえ、「好きでたまらぬ歌」だと評した。
・・・なのだそうだ。

その影響なのか、突然、無性に、龍神様が描きたくなり、模写ラクガキをしてしまった。
で、ついでに、それに合う雲を思い出し、張り付けてみた。
現代国語・音読練習として、面白そうな記事をみつけて、読んでいる時、二人で思ったのだ。龍の字が、竜ではなく、龍なのでは?と。
母と息子の中では、竜=ドラゴン(西洋) この記事で扱われるのは、いわゆる龍神様のことだろうから、竜ではなく、龍だよねという結論に至っている。
何とも不思議なご縁。ある郷土をかぎりなく愛し、紹介されているあるブロガー様宅で、その
龍神王について、アップされていたので、ご了解をいただき、今回その更新ページを、リンクさせて頂くことにしたのだ。

〇〇〇〇様、ありがとうございます。m(‗ ‗)m
各地で、昔から、暴れ川と称された地域がたくさんあり、治水工事にも、随分と力をいれてはいたが、今回のハザードマップにも、水害にあった地域は、しっかりと範囲に入っていた。
だが、長い間、その様な被害が訪れなければ、人は過去の出来事をいつの間にか忘れてしまうのも、人の性、
過去の歴史から、学ぶ知恵、賢さ、人が増えるにつれて、忘れ去られるその地域の地形状況、今どういった状態にあるのか、気にも留めなくなるほど、便利になり、伝承されなくなる大事な郷土歴史。
そんな中、自分の愛する郷土を、少しでも、広く知ってもらおうとされるブロガー様たちがいる。

そんなブロガー様たちに、頭が下がる想いだ。ありがとうございます。
便利な生活になるほど、本来の自然との共生を忘れがちになってしまう現代の私たち。
いつも思う。
人だけが住んでいる世界ではないということ。
地球というおおきなゆりかごの上で、自然に生かされ、恵みをいただき、けれども、自然への畏怖の気持ちを忘れず、謙虚に生きていきたいものである・・・と。
本日のアップは、そんな龍神様をイメージに合うものから、模写ラクガキ、でもって、西洋風なドラゴンさんも、ついでに。
そして、やはり、龍と言えば、雲の登場ということで、梅雨に入るまえのある日の空を撮ったものを、載せてみた。

本日も、最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。
多くの方が、今回の被害で亡くなられた。その後の後始末も、ままならない状況に、心からのお悔やみを。
(T_T) (´・_・`) (。pω-。) (;д;)
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山間から下る川は、
暴れる龍のように見えて恐れられたことでしょう。
まだ26才ほどの若さだったという実朝公が、民衆の為に
「アメ ヤメタマエ」と祈られ和歌に詠まれたとは。
高貴な方をも恐れさせる降雨だったのでしょうね。
Re: 山間から下る川は、
歴史の教科書でも、ほんとんど、実像は見えないほど、何も語られてはおりませんが、
今回の音読で、そのような出来事があったことを、初めて知りました。
山間の狭い川幅から、一気に、水量が、あふれ出すのは、自然の理なのですが、
生活が便利になるほど、その道理も、忘れてしまうのでしょうね。
<まだ26才ほどの若さだったという実朝公が、民衆の為に
「アメ ヤメタマエ」と祈られ和歌に詠まれたとは。
高貴な方をも恐れさせる降雨だったのでしょうね。>
民を思い、龍神様にも、文句を述べる実朝。
今の政治家さんたちに、聞かせたいものです。
ご訪問、素敵なコメント、ありがとうございます。
この和歌は初めて知りました。
将棋を指す人にとっては「竜王」というのは飛車が成った駒のことで、全ての駒の中で最強の駒です。
最も権威あるタイトル戦も「竜王戦」といいます。
川や沢を竜になぞらえることは、広く全国にその例があります。
私が滝写真専門にやっていた時代に一番好きだった沢がその典型でして、竜神様を祀る神社は「竜頭(りゅうかみ)神社」といい、その最上流に懸かる滝は神域として注連縄が張ってありました。
沢の源頭にあたる山の鞍部を竜が口を広げた姿にたとえ、沢の末端である里は「尾の内」という集落でした。
最後の日本オオカミが生息していたとされる神秘的な沢です。
竜頭神社
将棋の世界では、有名な竜王戦ですよね。
<私が滝写真専門にやっていた時代に一番好きだった沢がその典型でして、竜神様を祀る神社は「竜頭(りゅうかみ)神社」といい、その最上流に懸かる滝は神域として注連縄が張ってありました。
沢の源頭にあたる山の鞍部を竜が口を広げた姿にたとえ、沢の末端である里は「尾の内」という集落でした>
貴重なお話、ありがとうございます。
山へ訪れると、滝のある場所に、龍神様が祭られている場所もありますね。
コメント読ませて頂きながら、いつものように、映像が流れておりました。
最後の日本オオカミが生息していたという場所でもあるとのこと。大切な神秘な場所なのでしょうね。
さえき様ならではの奥深いコメント、ありがとうございました。
不運が続くにょ。
数年前にも大きな水害があった地域なのに、
またかと思うにょ。
私だったら人生くじけてしまうにょ。
まだ雨空が続くとのこと、
どうか災害がこれ以上起きませんように、にょ。
Re: 不運が続くにょ。
<数年前にも大きな水害があった地域なのに、
またかと思うにょ。
私だったら人生くじけてしまうにょ。>
まったくですにゃ。
福島での水害、毎年のように起きているようで、
パクチー農家さん、嘆いていたですにゃ。
水門と、川の水位で、排水ポンプも間に合わない降水量に。
花もきっと、絶望してるかもしれないですにゃ。
同じく、これ以上被害が大きくなりませんように。
ご訪問、コメント、ありがとうございましたですにゃ、^^
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