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花おばさん

Author:花おばさん
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見た目も、医学的にも、ノーマル女性にしか見えない管理人。けれど、幼いころより、何故女子のはかわいいお嫁さん、ままごと遊びしかしてはだめなの?
桃太郎のお話の中の、しばかりにでかけるおじいさんになりたかった女の子でした。男は度胸、女は愛嬌の逆合言葉にしたかった管理人。やっと、最近、そんな肉体の性別と感覚の性別で揺れ動いている人達に出逢って、ほんとうの自分に出遭えた喜びを、止められない私がいます。こんな管理人ですが、どうぞ、よろしく。


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DATE: CATEGORY:物語から見えてくるジェンダー
私たちが今日まで生き抜いてきた中で、ジェンダーという表現は、生まれ持った肉体的、医学的認識よりも、「社会的・文化的に形成された性別」と認識されているように、その時代や国や宗教観などなど、様々な社会的、文化的通念に大きく影響を受けているように感じられます。特に、韓国の代表的宗教の儒教的価値観や、明治時代徹底的に教育の現場で浸透していた良妻賢母の教えとか。目立たず、いつも控えめで、縁の下の力持ちで、みなが温和に、穏やかに、どんなことも、耐えて、家に尽くす的な役割を負わされていた時代の名残が、今も脈々と流れているように、感じます。それは、男子に対しても同じで、社会通念から受ける・男たるものうんぬん的ものさしに、翻弄され、苦しんでいる人たちがいるからです。

時代は、とっくに、先に進んでいるというのに。だって、多様性が大切スローガン、よく見かけますもの。現実と、理想のはざまで、
辛い思いをしなくても、違うこと、異質であっても、寛容さと多様性を許容できる社会になっていければいいのに・・と思う管理人です。

”男のくせに、女々しい!”とか、”女のくせに、生意気だ!”とか、女性を表現する言葉には、あまり良いイメージがなく、むしろ、勇ましいとか、勇敢だ!とかからの言葉には、男らしいというニュアンスがぷんぷん感じられる。

だから、管理人は、そういった類の言葉を耳にするたびに、気分が悪くなってしまいます。うへぇ~=△=;

繊細な男子が、女々しくて、何が悪いわけ?! 女子が、勇ましくて、男気があって、何が悪いの?!・・・

なぁ~んて、憤慨していた多感な少女時代がありました。けれど、それよりもっと前から、不思議でしようがなかったことがあって、けれど、周りの大人たちに尋ねても、言葉を濁し、きちんと説明してくれる人はいませんでした。むしろ、疑問に思うことを尋ねることを、いやがり、最後には、いつも決まって、「へりくつを言うな!男には、男の役目、女には、女のやるべき役目、役割があって、それは昔から、今も、そして未来永劫変わらないんだ」と一刀両断されてしまうことに、とても悲しく、自分という存在を、全否定されてしまったような孤独感にさいなまれていました。 

韓国歴史ドラマで、よく王様が新しいことをやろうとすると、頭がちがちの官僚が、”王様ー!国の根幹をゆるがす決定は、決して許されるものではありません”絶対に取り下げてください”抗議シーンを、つい思い出してしまいます。

昔話に登場する物語には、よくおじいさん、おばあさんが登場します。けれど、記憶をたどっても、活躍するのは、ほとんど、男子であり、おじいさんであり、おばあさんが主役になる話はあまり記憶にないのです。

舌きりすずめに登場するおばあさんは、とてもいじわるですしね。いやだなぁ~。女のイメージっているかどうかよくわからなくて、存在感があったとしても、あまり良くは書かれていないし、かっこよく活躍するおばあさんも、お姫様も、なかなか登場してくれません。

CMで話題の三太郎シリーズにも登場した花咲かじいさんは、最後に「枯れ木に花を咲かせましょう!」とっいって、ポチの遺灰を空に向ってまくと、そこには、木々の枝に美しい花が咲きました。めでたし、めでたし?

初めてその話を読んだとき、私は木登り大好き少女でしたから、ぜひ、その花咲きじいさんをやってみたかったのです。何故、おばあさんではだめなの? 木登りの得意なおばあさんだっていたっていいはずだし、昔一人くらいはいたはずだよ!・・と思っていたのです。

おじいさんだけが、木にのぼれるなんて、不公平だ!と憤慨していたのです。

また、桃太郎に登場する川の上流からももが流れる前の、おじいさんは、山へしばかりに行き、おばあさんは、川でお洗濯。そこへ、
どんぶらこ、どんぶらこ~と桃が流れて着ました・・・で始まる桃太郎のお話。

あれも、私は、絶対にしばかりに山へでかけるおじいさんの仕事をやってみたい!と思ったのです。実際に、いなかのおじいさんに頼んで、二宮金次郎並みに背中に下木(薪にする小枝)を背負って、風呂場焚口まで運んだときは、やったー!私にも、しばかりができるぞー!と喜んでいました。

とにかく、何故、おじいさんが山へしばかりに行く力仕事をすることが決まっていて、おばあさんがいつも、家事(洗濯やごはんの支度)ばかりしかないのか、子供心に、どうして、その逆の役割をしてはならないのか、まったくわかりませんでした。

だって、山へでかけていった方が、いろんな景色や、季節の変化も肌で感じられるし、様々な生き物にも出会えるチャンスが
たくさんあって、絶対そっちの方が楽しいのにな・・・てひとり思っていたのです。

そんなことを、いつも考えたり、思っていたりするのは、周りの子達の中で、私だけ。だから、ずっと、男の子になりたかった女の子は、随分と変わった存在だったと思います。それが、今にして思えば、私のXジェンダーライフの始まりだったのでしょう。

今日はこれでおしまい。花おばさん・Xジェンダー・自分史物語の続きは、また今度。( ̄^ ̄)ゞ
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